本学は建学の精神「時代に即応した堅実にして有為な人間の育成」に従い、以下に掲げる資質・能力を学習成果とし、これらを学生が主体的に修得することにより、教育目標の実現を目指します。
1 現代生活に即した専門的知識と実践的技能及び思考力・判断力・表現力と課題解決能力を有する。
2 豊かな情操と高い教養を有し、心身ともに健康で調和のとれた人間像を目指して自己啓発ができる。
3 地域活性化・国際化の意欲的な担い手としての素地を有する。
本学では、上記の学習成果を達成するために編成された教育課程において、所定の単位を修得した人に、卒業を認定し、短期大学士の学位を授与します。以下に、全学科共通のディプロマ・ポリシー及び各学科・専攻のディプロマ・ポリシーを示します。
《全学科共通のディプロマ・ポリシー》 (一般教養科目に適用)
(1)主体的に学び、多様な考え方に触れ、柔軟な思考ができる。
(2)自己を高めるとともに、他者との関わりを良好に保つことができる。
(3)地域への関心を深め、地域活性化の担い手として課題解決に意欲的に取り組む。
(4)社会や文化に対して関心を持ち、広い視野に立って、社会に参画する力を持つ。
《児童教育学科のディプロマ・ポリシー》
児童教育学科は、子どもの成長にとって重要な乳幼児期及び学齢児童期における教育と福祉に関わる専門的な知識・技能と豊かな情操及び高い倫理観をもち、実践的能力を身につけた幼稚園教諭・小学校教諭・保育士の養成を目的とし、全学科共通のディプロマ・ポリシーに示された諸能力並びに以下に掲げる知識・技能・資質を短期大学士の学位(教育学)にふさわしいものとします。
(1)教育・保育に必要な専門性
教育・保育に必要な専門的な指導力を習得するとともに、それらを活用・実践する力を有する。
(2)課題解決能力
教育・保育の課題解決に必要な思考力・判断力・表現力・コミュニケーション能力・人間関係調整能力等を有し、現場で実践できる。
(3)豊かな人間性
教育的な情熱や使命感・倫理観をもち、社会の変化に対応しながら、理想の教育・保育を目指して探究し向上しようとする態度を有している。
《生活科学科生活福祉専攻のディプロマ・ポリシー》
生活福祉専攻は、介護福祉士として深い人間理解ができ、実践的能力を身につけた介護リーダー及び心身の状況に応じた最も適切な介護等を行うことができる人材の養成を目的とし、全学科共通のディプロマ・ポリシーに示された諸能力並びに以下に掲げる知識・技能・資質を短期大学士の学位(生活福祉)にふさわしいものとします。
(1)専門的知識・技能
介護福祉及び医療・福祉事務に関する実践的かつ体系的な専門的知識と技能を修得している。
(2)主体的・創造的な課題解決能力
修得した専門的知識と技能を活かして、地域社会の実態を踏まえ、主体的・創造的に貢献する能力と意識をもっている。
(3)人間関係形成力とコミュニケーション能力
倫理観と責任感をもち、コミュニケーション能力と協働性を有し、多様な問題に臨む社会人としての態度を身につけている。
《生活科学科食物栄養学専攻のディプロマ・ポリシー》
食物栄養学専攻は、給食実務に強く、的確な栄養指導と食教育ができる栄養士及び健康の基盤である食物と栄養についての専門知識と技術を身につけ、地域社会の人々の健康づくりに貢献できる人材の養成を目的とし、全学科共通のディプロマ・ポリシーに示された諸能力並びに以下に掲げる知識・技能・資質を短期大学士の学位(食物栄養学)にふさわしいものとします。
(1)食物・栄養に必要な専門性
健康の基盤となる食物と栄養に関する専門的な知識と技能を修得し、時代と社会の要請に応える力を有する。
(2)課題解決能力
修得した食に関する知識と技能を活かし、地域や現代社会の食に関わる身近な課題を見出し、それを解決に導くために求められる能力を有する。
(3)豊かな人間性
食に関する幅広い知識・興味・関心に基づき、人が健全な食生活を送るために、他者と目的を共有し、協働できるように自らを高めることができる。
《教養学科のディプロマ・ポリシー》
教養学科は、実務教育と教養教育を柱とした実践的教育により、ビジネス実務能力と情報処理能力を身につけ、社会で活かせるコミュニケーション能力を備えた、グローバル社会に幅広く対応できる人材の育成を目的とし、全学科共通のディプロマ・ポリシーに示された諸能力並びに以下に掲げる知識・技能・資質を短期大学士の学位(教養)にふさわしいものとします。
(1)専門的知識や技能
現代社会に求められる知識及び技能を活用する実践力と、情報を収集・分析・発信する情報活用能力を身につけている。
(2)コミュニケーション能力
他者に共感し、コミュニケーションスキルを活かして行動する社会性を身につけている。
(3)グローバル社会への理解
異文化とグローバル社会への深い理解のうえに、広い視野に立った国際性を身につけている。
《専攻科 児童教育専攻のディプロマ・ポリシー》
専門的な研究に裏付けられた教育・保育に関する高度な知識・技能を有し、教育・保育に取り組む職責を自覚するとともに、その専門性を発揮して教育・保育の質を高め、社会に貢献しようとする意識を有すること。
各科目における試験や卒業研究の審査等を通じて厳正な評価を行い、高い専門性を生かして教育・保育を通じた社会貢献を行うにふさわしい資質・能力を身に付けたと判定された学生を、社会に送り出しています。
《専攻科 食物栄養専攻のディプロマ・ポリシー》
栄養士としてより高度な技能を有し、地域の食材に関する研究を通し、人々の生活の質の向上に貢献できる能力を有していること。
本学の学習成果を達成するために、ディプロマ・ポリシーに基づいて、「一般教養科目」及び「専門科目」を組み合わせ、各学科・専攻の教育課程を組織的、体系的に編成します。
1 「教養教育」は、心と思想及び健康の探究を通して自己啓発をめざす科目群、社会及びキャリアの探究を通して社会参画の力を伸ばす科目群、異文化及び自然界の探究を通して広い視野から思考する力を伸ばす科目群の各分野で編成する。
2 「専門教育」は、各学科・専攻の特性を踏まえ、専門的知識と実践的技能を体系的に修得するとともに、課題解決能力を養うための科目をもって編成する。
3 地域活性化・国際化の担い手としての素地を形成するため、地域等との連携に基づき体験的な学習を行う科目を組み込んだ教育課程を編成する。
《児童教育学科のカリキュラム・ポリシー》
児童教育学科は、本学のカリキュラム・ポリシーに基づき、学科の専門教育を以下のように編成します。
(1)教職課程コアカリキュラム及び保育士養成課程を踏まえ、教師・保育者として必要な資質・能力を育成できるように体系的かつ系統的に科目を配置する。
(2)学校現場・保育現場等のニーズに応えるため、知識・技能等を高める選択科目を設け、学生が主体的に専門性を高める環境を整える。
(3)地域のニーズを踏まえ、地域に貢献する教師・保育者としての意識や知識・技能等を高めるための科目を配置する。
《生活科学科生活福祉専攻のカリキュラム・ポリシー》
生活福祉専攻は、本学のカリキュラム・ポリシーに基づき、専攻の専門教育を以下のように編成します。
(1)専門科目には、介護福祉士養成課程を踏まえ、「人間と社会」、「介護」、「こころとからだのしくみ」及び「医療的ケア」の領域に関する科目を順次性と系統性を考慮しながら配置する。
(2)選択科目には、福祉に関連したレクリエーションや医療・福祉事務等に関する知識と技能を修得するための科目を配置する。
(3)地域のニーズを踏まえ、地域に貢献する介護・福祉職に従事する者としての意識や知識・技能を高めるための科目を配置する。
《生活科学科食物栄養学専攻のカリキュラム・ポリシー》
食物栄養学専攻は、本学のカリキュラム・ポリシーに基づき、専攻の専門教育を以下のように編成します。
(1)栄養士養成課程を踏まえ、健康の基盤となる食物と栄養に関する専門知識と技能を身につけるために、体系的かつ系統的に科目を配置する。
(2)人々の健全な食生活の実践に貢献できる人材の育成のために、給食管理や栄養指導等に関する知識や技能等を高める選択科目を設け、学生が主体的に専門性を高める環境を整える。
(3)地域社会のニーズを踏まえ、地域の食文化や食教育に対する興味や関心を高めるための科目等も多彩に取り入れる。
《教養学科のカリキュラム・ポリシー》
教養学科は、本学のカリキュラム・ポリシーに基づき、学科の専門教育を以下のように編成します。
(1)リベラル・アーツ科目には、心理、人間と社会、地域と観光及び国際理解の各分野の基礎知識と技能を修得するための科目を配置する。
(2)キャリア・アドバンス科目には、時代の変化に対応しうる基礎力と現代的な「新しい教養」を修得するための科目に加え、地域に密着したキャリア教育を通して、社会に必要とされる人物像を理解し、自ら考え、地域社会に貢献できる能力を身につけるための科目を配置する。
(3)その他、実務教育科目には、社会で必要とされる専門的な技能を修得できる科目を配置する。
《専攻科 児童教育専攻のカリキュラム・ポリシー》
子どもの教育・保育に必要な原理及び理念をより専門的に学ぶとともに、実践に必要な知識と技能について研究を深め、高い専門性と教育・保育に対する情熱や使命感をもち、子どもを育てることを通して社会に貢献できる教育者・保育者を育成するための科目を設定しています。
《専攻科 食物栄養専攻のカリキュラム・ポリシー》
(1)専門必修科目の上に、臨床、地域保健、食品等に関する分野に対応できる知識や技術を習得・発展させることができる。
(2)「栄養指導特論Ⅱ」では、病院・施設等での実習で、栄養指導者としての実践力を養成する。
(3)管理栄養士国家試験の受験も配慮した科目を備えている。
鹿児島女子短期大学は、建学の精神「時代に即応した堅実にして有為な人間の育成」、教育理念「創造力・実践力に富み、家庭に社会に個人のもつ可能性を具現できる高い教養と人間性豊かな女性の育成」及び「国際的視野に立って社会の充実発展に寄与する人材の育成」に基づき、学習成果及びディプロマ・ポリシーに掲げた資質・能力を修得した人間を育成するために、以下のような入学者を求めています。
1 高等学校等の教育における基礎的な知識・技能を有し、各学科・専攻の求める専門性を身につけようとする人
2 本学の教養教育・専門教育に十分対応できる思考力・判断力・表現力を有し、課題解決に取り組む基礎的な資質をもつ人
3 学校内外での諸活動において意欲や協調性をもって物事に取り組んできた人
《児童教育学科のアドミッション・ポリシー》
児童教育学科は、子どもの成長にとって重要な乳幼児期及び学齢児童期における教育と福祉に関わる専門的な知識・技能と豊かな情操及び高い倫理観をもち、実践的能力を身につけた幼稚園教諭・小学校教諭・保育士の養成を目的としています。
本学科は、鹿児島女子短期大学のアドミッション・ポリシーに基づき、志願者に次のような能力等を身につけている人を求めます。
(1)高等学校等の教育における基礎的な知識・技能を有し、子どもの成長・発達に関わる専門性を身につけようとする人
(2)本学の教養教育・専門教育に十分対応できる思考力・判断力・表現力を有し、教育・保育の課題解決に取り組む基礎的な資質をもつ人
(3)学校内外での諸活動において意欲や協調性をもって物事に取り組んできた人
《生活科学科生活福祉専攻のアドミッション・ポリシー》
生活福祉専攻は、介護福祉や医療・福祉事務の知識と実践的な福祉的援助の基礎を学ぶことを通じて、生物的・社会的存在としての人間を理解し、将来、福祉、保健医療等の現場で使命感をもって働くことができる人材の育成を目指しています。
本専攻は、鹿児島女子短期大学のアドミッション・ポリシーに基づき、介護福祉に対する探究心を有し、現実の社会問題に関心を向けつつ、介護福祉士や介護事務・医療事務に関する資格取得を目指す人を求めます。
(1)高等学校程度の教育課程を幅広く修得することを通じて、文章読解力や文章表現力、政治・経済・社会の仕組み等に関する基本的な知識及びコミュニケーション能力を身につけている人
(2)多様な人々への支援を通じて、社会に役立つ仕事をしたい人
(3)人々の喜びや悲しみを自分のこととして共感し、他者と協働することができる人
(4)幅広い教養を身につけて、深い人間理解ができる人
《生活科学科食物栄養学専攻のアドミッション・ポリシー》
食物栄養学専攻は、給食実務に強く、的確な栄養指導と食教育ができる栄養士及び健康の基盤である食物と栄養についての専門知識と技術を身につけ、地域社会の人々の健康づくりに貢献できる人材の養成を目的としています。
本専攻は、鹿児島女子短期大学のアドミッション・ポリシーに基づき、志願者に次のような能力等を身につけている人を求めます。
(1)高等学校等の教育における基礎的学力を備え、健康の基盤である食物と栄養についての専門性を身につけようとする人
(2)食や健康に対する知的好奇心が旺盛で、自ら考えて食に関わる課題の解決に取り組むことができる人
(3)人と人とのつながりを大切にし、食を通して自分の可能性に挑戦できる人
《教養学科のアドミッション・ポリシー》
教養学科では、教養教育と実務教育を柱とした実践的教育により、人生を豊かにする幅広い教養とコミュニケーション能力の育成を重視し、それに加えて職業人に必要な専門的スキル教育も行うことで、将来社会で広く活躍し、地域に貢献することができる人材の育成を目指しています。
本学科は、鹿児島女子短期大学のアドミッション・ポリシーに基づき、何事にも挑戦しながら多様な社会体験をすることに関心があり、基礎的な知識・技能と社会人基礎力を身につけ、地域社会に貢献しようとする意欲がある人を求めます。
(1)高等学校等の教育課程を幅広く修得し、その学習を通じて、読解力・文章力・コミュニケーション能力を身につけている人
(2)学校内外での諸活動を通じて、自ら考え判断し、主体的な行動ができる能力を身につけている人
《専攻科 児童教育専攻のアドミッション・ポリシー》
(1)教育・保育に関する強い問題意識を持ち、より専門性を高めようとする意欲を持つ人
(2)高い専門性と教育的情熱を持った教育者・保育者として、社会に貢献しようという意思を持つ人
(3)短期大学で2年間学んだと同等以上の、教育・保育に関する知識・技能を有する人
《専攻科 食物栄養専攻のアドミッション・ポリシー》
(1)食を通して、人々の幸せに貢献したいと望む人
(2)食に関して、好奇心が旺盛で、想像力が豊かな人
(3)食を取りまく諸問題(安全、安心、地球温暖化等)について関心のある人