
鹿児島市でSDGsの取り組みに力を入れている企業を調べている際に、城山ホテル鹿児島が環境、社会、人権の三つの柱を軸に様々な取り組みに力を入れていると知り、より詳しく知りたいと思い、お話を伺いに行きました。
「城山ホテル鹿児島」について

城山ホテル鹿児島は、桜島と錦江湾など、鹿児島を一望することのできる眺めの良い素晴らしいホテルです。客室は355 室、ホテル内のレストランは4軒あり、四季折々の鹿児島県産の食材を活かした料理を堪能することができます。また、国連が提唱する持続可能な開発目標に向けて全社的に取り組んでいます。地域密着・社会貢献を経営理念に掲げた「地域と共に」在り続けるホテルです。

城山ホテル鹿児島の地域社会との共生を目指す取り組みとして、地産地消の推進、観光需要喚起、地域連帯の取り組みがあげられます。取り組みの中のひとつとして、鹿児島の厳選された原料によって醸造される「城山ブルワリー」というクラフトビールを製造しています。また、ビールの製造工程で出る「ビール粕・酵母」を餌として与えた城山牛や鰻の開発も行っています。また、人権尊重を重視した組織づくりでは女性活動推進、ダイバーシティ経営、働き方改革などの取り組みによって、女性の育児休業からの復職率は100% となっています。

城山ホテル鹿児島の取り組みとして環境配慮、地域社会との共生、人権尊重の重視があります。全従業員と3つの柱を軸に様々な取り組みを行ってきましたが、それらの活動は城山ホテル鹿児島の中だけで取り組むことが多かったです。このことから今後の課題として鹿児島全体を盛り上げ、鹿児島県民の皆様に恩返ししていきながら地域活性化に力を入れるとともに、城山ホテルの3つの取り組みを通し、国際観光都市鹿児島の未来のため一流ホテルとして鹿児島の顔になっていきたいと考えています。
2021年には鹿児島青年会議所の「鹿児島企業× 高校生インターン」という活動に参加し、5名の高校生インターンと共にミツバチの研究を行い、共同で「城山の森のミツバチ石鹸」を開発しました。そして、2022年には鹿児島県内の小学生を募り16 名のインターン生と共にミツバチの研究採蜂体験会などを実施し、最終回ではハチミツを使ったスイーツを調理しました。お客様にウェルネス朝ヨガなど様々な体験教育プログラムを提供しています。
感じたこと・学んだこと

城山ホテル鹿児島は、現在行っているサービスやプロジェクトだけでなく、新たなサービス開発等に積極的に取り組んでおり、鹿児島を代表する素晴らしいホテルだと感じました。
また、社内での活動や取り組みはもちろんですが、他企業と協力をして鹿児島県全体で地域を盛り上げるための取り組みも始めています。県全体で協力し合い、取り組むことで持続可能な地域社会への発展へと大きく貢献することができると学びました。
そして私たちも城山ホテル鹿児島が提供するプロジェクトに積極的に参加していきたいと思いました。

こぼれ話

城山ホテル鹿児島のSDGs担当者安川様によるお話の中で、鹿児島の恵みを活かした料理が食べられるレストランを紹介して頂きました。実際に頂いて、生産地や生産者のことを意識して食材を選ぶようになり、地産地消を心がけていきたいと思いました。店内から見える鹿児島市の景色はとても綺麗でした。
担当の方からお話を伺った際、「鹿児島女子短期大学とも何か一緒に活動できたら」とおっしゃっていました。