担任の先生に勧められたグリーンファームについて調べたところ、いくつかの興味深いSDGsの取り組みを行っていることを知りました。それらを実際に自分たちの目で見て体験したいと思ったので、お話を伺いに行きました。

「グリーンファーム」について

グリーンファームは豊かな緑に囲まれた広大な敷地に、体験用農地や農産物直売館、農園レストラン、環境学習等、キャンプ場や滞在型市民農園など充実した施設がそろっています。グリーンファームでは、SDGsの具体的な取り組みとして循環型農業に力を入れています。野菜の収穫体験や、農園で取れた野菜を使ったメニューをレストランで提供しています。JR喜入駅から車で約10 分の距離にあり、アクセスにも便利な自然あふれる素敵な空間です。子どもから大人まで楽しめる施設やプログラムがあるのでぜひ体験してみてください!

グリーンファームで、行っている主な循環型農業は二つあります。一つ目は、農園レストランで出た残飯や調理時の野菜くずを加工してエコフィードという黒豚の餌を作っています。その餌をファーム内で飼育している黒豚が食べ、出たフンなどから堆肥を作り農作に役立てています。二つ目は、農園レストランからの廃食油を精製し、機械を通してBDF(バイオディーゼル燃料)を作ります。その燃料を施設内でストーブなどにフル活用しています。このような活動はSDGsの中の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標12「つくる責任と使う責任」の取り組みに当たります。

SDGsの取り組みの目標13「気候変動に具体的な対策を」で、日本には木を守る技術があり割りばし一膳でティッシュ2枚の量を使っていることや、セロハンテープも作っていることを知りました。また、割りばしは、木の切れ端を利用し無駄がないように工夫していることが分かりました。

一般の人々や、私たち自身も日本製の割りばしを利用したり人工物のOPPテープではなく自然由来のセロハンテープを使うことを推奨したりしていきたいです。

感じたこと・学んだこと

実際にグリーンファームに行ってみて、自然あふれるとても素敵な施設だとわかりました。多くの体験学習を開催していて、季節に合う野菜収穫やものづくりをしていました。体験学習では大人から子どもまで楽しむことができ、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」にも取り組んでいると感じました。私たち自身知らないことも多くありましたが、今回取材に行くことで日本が森を守る技術を持っていることや、森と海が密接であることなどを学びました。グリーンファームにはさまざまな動植物が共生しており特にヒキガエルの大きさには驚きました。今回私たちが学んだことを少しでも行動に活かせるようにしていきたいです。

私たちにできること

グリーンファームにはキャンプ施設もあり、自然の中で生活することができるので森の大切さや自然を楽しみたいと思いました。今まで私たち全員がキャンプをしたことがないのでぜひ挑戦したいと感じました。また、海外製の割りばしを使用することが多かったのですが、できるだけ日本製の割りばしを購入しようと思いました。そうすることで、輸入の際に発生する環境負荷を減らしていきたいと思います。

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