プロジェクト演習とは
社会人に求められる企画力、課題解決能力、情報収集力、コミュニケーション能力などのほか、積極性、行動力などを身につけられるよう、グループでプロジェクトをまとめる演習です。地域研究を共通テーマとし、地域社会にかかわる活動を行ったゼミ、また教員の専門性を活かして調査・研究をまとめ上げたゼミなど、活動成果を本ページにまとめました。
ゼミ紹介
近藤ゼミ
地域の情報を受け手を意識して発信する
近藤ゼミでは、地域の情報を受け手を意識して発信するプロセスについて、いままでの授業で学んだことを活かしながらWebコンテンツを制作しました。
実際に鹿児島で紹介したいスポットについて事前調査を行い、学生の視点で紹介するためのシナリオを作成、現地取材を実施しました。その成果を地元事業所とのコラボで、「カゴシマガジン」「かごしまぐるり」に掲載していただきました。
一般の方に見ていただくコンテンツとして、企業の方にも指導いただき、楽しい記事ができあがりました。
倉重ゼミ
社会学(主に家族・地域・環境)分野のゼミ
倉重ゼミは社会学(主に家族・地域・環境)分野のゼミです。「観光による地域活性化」「過疎問題の課題と取り組み」「ローカル鉄道の維持存続」「ヤングケアラーの現状と課題」「火山噴火への備え」に関心を抱く学生が集まりました。
専門的な学びも時間も限られた中で、それぞれの関心について情報収集し、考え、理解を深めるとともに、意見交換して見聞を広げたり自身の報告を練り直したりして報告レポートを作り上げました。
園田ゼミ
「環境心理学」人と場所とのつながり方を探る
「環境心理学」の範囲で結果として2人とも「サードプレイス」がキーワードとなりました。「気になるお店の見つけ方」「近隣カフェ2店舗での使われ方」と身近な題材のリサーチ・クエスチョン(RQ)に興味深い結果が得られました。
キーワードとRQの設定、方法の検討、実施前の事前準備、調査、結果の集計、考察、最終発表という流れの中で毎回工夫しながら進んできました。50人にインタビューしたり、調査希望のカフェに了解を得たりと、大変であったと思いますが、楽しみも達成感もある仕上がりとなっています。
川戸ゼミ
図書館での企画展示に挑戦
グループ活動として、所属する15名で鹿児島女子短期大学附属図書館での企画展示に挑戦しました。
本格的な展示に取り組む前に知識や技術を高めるため、図書館や書店のディスプレイを調べて発表したり、附属図書館が主導する展示のPOP作成をしたりと様々な取り組みをしながら、12月に季節をテーマとした企画展示を作り上げました。4グループに分かれながらも情報共有を欠かさず、全体として統一のとれた展示となりました。
岩切ゼミ
約6000字のレポートにしてまとめる
このゼミでは、8人の学生がそれぞれペアになり、「うさぎカフェ」・「垂水千本イチョウ」・「入来麓」・「冠嶽園」の4つの場所に関係している方々の人生を、「ライフストーリー・インタビュー」という方法で調査し、約6000字のレポートにしてまとめました。
他人の人生を一から詳しく聞いてまとめていくという経験はなかなかできるものではないので、難易度の高い課題でしたが、やり遂げた満足感は大きかったようです。
黒川ゼミ
鹿児島と海外とのつながり
本ゼミでは「鹿児島と海外とのつながり」をテーマに、16世紀に鹿児島を訪れたザビエルがこの地に残したものを調査すべく、ザビエル教会を中心とした鹿児島市内の関連施設を取材した。ザビエルの鹿児島滞在はわずか一年であるが、現在の鹿児島には「ザビエル」関連の施設が多数ある。
「ザビエル」に込められた過去の鹿児島の人々の思いをこの地で生まれ育った学生たちが調べ、感じたことを各自が1ページずつ担当し、冊子としてまとめた。
石田ゼミ
働きがいと経済成長について
本年度の石田ゼミは、教員の専門分野であるSDGsかサービスの分野に興味のある学生が関連する企業を取材し成果物にまとめるという活動を行った。
SDGsの中の「働きがいも経済成長も」に興味を持ち銀行を取材したグループ、3か所のホテルを取材してそれぞれのサービスの特色についてまとめたグループ、鹿児島で長く愛されている企業に興味を持ち、山形屋・明石屋について調べたグループがあり、それぞれの活動を通して分担や協働についても学びを深めた。
松下ゼミ
アメリカ文学とアメリカ映画をテーマに
松下ゼミでは、アメリカ文学とアメリカ映画を主な研究対象とし、作品のテーマや解釈についての研究を行った。まずはゼミ生全員でアメリカ短編小説の精読と映画鑑賞を行い、その作品に関する論文を読むことで、文学研究の方法を学んだ。
その後、個人で作品を選び、論文を執筆した。先行研究や歴史的背景などを踏まえつつ、「自我」「人種」「ジェンダー」などといった観点から作品を分析することで、文学、映画作品の持つ魅力を読み解いた。
根本ゼミ
情報学の枠を超えた先進的なプロジェクト
根本ゼミでは、情報学の枠を超えた先進的なプロジェクトに取り組んでいます。地元企業との連携によるPR動画製作、歴史を紡ぐデジタルアーカイブの記録、そして地域文化を反映した3Dメニューサイトの構築といった多岐にわたる活動を展開。
鹿児島市の政策アイディアコンペでは、地域におけるデータの有効活用を提案し入賞するなど、実社会と技術の接点を探求しました。またAIを用いた絵本の創出、地元特産品をテーマにしたカードゲームの製作など、眼に見える成果物も重要視します。鹿児島における地域課題の解決を目指し、新しいデジタル技術の導入によって、学生のポテンシャルを最大化しています。